Teppatsu Dolphin Festival

Sinse 2001

第14回てっぱつドルフィンフェスティバル 2015

2015年7月26日(日)富浦で開催

今年も無事終了しました!

 

 

リザルト

①弘中 司(84cm)共栄丸

②秋本和義(80cm)村井丸

③後藤祐樹(77.5cm)村井丸

④藤城啓伸(77cm)

⑤佐野嘉和(76cm)

レディース賞 山口さやか(72cm)村井丸

叉長で計測

 

参加47人/全体釣果25本

 

 

2015てっぱつギャラリーはコチラ!


開催レポート

市川正章


今年も例年どおりに海の日の前に梅雨も明けました。7月初旬は寒い日が続いたり台風で大雨が降ったりと、ちょっと変動の激しい7月でしたが、やっぱり梅雨が明ければ一気に夏らしい夏となってきました。梅雨明け三日(梅雨が明けると三日間は晴天が続くという観天望気の言葉)ですね。

今年の海の水の推移傾向はというと、早期はなかなか上昇する気配をみせず、大会の少し前になって夏の潮になったかんじでした。ちなみに、お隣の相模湾のシイラの状況は、数的にはボチボチでしたが、サイズ的にはイマイチといったかんじでした。(マグロは既に一度相模湾内に入り込み、ボチボチ釣れている状況でしたが・・・)

大会当日は久しぶりの凪男(私の事)の本領を発揮し、晴天ベタベタの凪でした。笑

 

スタート後に私の乗った宝生丸は北に進路をとり、湾奥方面を目指しました。一昨年は港を出てすぐに子トビ(10cm程度までの子供のトビウオのこと)が凄く多かった事を思い出しましたが、今年は全くと言ってよいほどベイトの気配がありません。よって、ベイトを探し当てればシイラも周りに付いているのでは?と思いつつ、ベタベタ凪を利用して水面下を泳ぐシイラが起こす水面の引き波サーチをした訳ですが・・・、広範囲に見逃し無くサーチ出来たはずなのですが、シイラは全く発見できませんでした。そうこうしているうちに勝山付近まで北上していくと、やっとベイトの群れを発見できました。水面をバシャバシャと移動するワカシの群れと私は判断しましたが、いくつかの群れの周りにキャストしてはみたものの、全くシイラからの反応は得られませんでした。そんなこんなしているうちに定置網の近くまで来てしまい、ここでやっと初めてシイラからの反応が得られることとなりました。その後は定番の湾奥の汚い潮(水面だけの場合もあり)と沖からの綺麗な潮の境目(湾口潮目と名付けましょう!)を流しながら反応を伺くっていくと、ぽつぽつシイラが現れてルアーにアタックしてくれました。相変わらず発見したシイラの活性は高く、激しくアタックしてきてくれました。しかし、ヒット率はイマイチ低かったように感じました。私の見たところでは、誘いは出来ているものの、「しっかりとしたバイトする間を作ってあげること」がイマイチ出来ていないようでした。水面下のルアーと違い、トップ系のルアーは元々が誘い上手なのですが、時としてバイトのタイミングを作れないと雑なバイトをされがちだったりします。雑バイト対策としては、自分がアクションさせるルアーとその周囲を良く観察して、シイラのチェイスがあったり、シイラがルアーの方に向いているのが視認できたなら、現状のアクションよりも激しくアクションをさせて誘い、その誘いにシイラが載ったなら、ルアーを咥えるギリギリのタイミングでアクションを止めるかスローにしてしっかり咥えさせてあげることです。そしてしっかりとフッキングしてあげることです。

8月に入って黒潮の状況は良い傾向で推移しています。当然、シイラの供給は今後もされていくでしょう。船に乗る前には基本的なデータ(潮温分布図・黒潮の流路図等)の収集ぐらいはしておくのも楽しみを増やすことに繋がるでしょう。実際に船に乗ったなら、その日の潮の分布・色・温度・流れ方を観察しつつ、ベイトの種類等をヒントに、シイラに対してアプローチしていくことを考えましょう。そうすれば、もう一段上の楽しいシイラ釣りになっていくと思いますよ。

東京湾口はまだまだ未開のシイラフィールドです。是非、てっぱつなシイラにチャレンジしてください。

第13回てっぱつドルフィンフェスティバル 2014

開催レポート

(2014.9.2 サウス遠藤)

 

東京湾口のシイラ釣り楽しいよwと皆で時間を共有して、もう13年やってきた。

 

今回は久しぶりに船上スタッフとして乗船、サポートさせて戴いたので、レポートはサウス遠藤が…

当日は二。三日前からの北風(ナライ)が吹き付けるシイラには絶好とは言いがたいコンディション。洲の崎周辺は親潮の影響か?22℃の帯域が所々に点在、西側には25℃の黒潮の影響を受けた潮があった。

元々東京湾口スタイルと言うのは、西からイジメ抜かれた狡猾なシイラを相手にする…と言うのではなく、大きく大島周辺の東側から回り込んだ反転流に乗って来る、ルアーを見た事の無い個体をデカいルアーで釣る。と言うのが本当のスタイル。実際、過去日本記録サイズもこのエリアから出ている。

今回は低水温域で粘って一瞬のチャンスに掛けるか?

それとも西の高水温域を探し手堅く獲るか?とどちらかの作戦を発てた船がいたようだ。自分の乗った「村井丸」は西へ向かい、冷水域の壁を越えて温水域のエリアを探し出し、23℃~24.5℃の境目の潮目を南下する作戦。

北風で荒れ気味で当然流れ藻も探しづらい中クルー達が流れ藻の方角を指示して船を進める。

 

シイラ釣りはチームワーク、潮目をゆっくりと流し、船首の人はリールのベイルを起こして臨戦態勢で魚を探す、見つけたらルアーを投げ反対側の人間は船長に合図をし、船足を止める。(流しフラツキシイラ捕獲作戦)

胴の間(船の胴部分)・トモ(船の後端部分)の人間はすかさずフォローのルアーをキャストし、誰かが必ず獲る。これが機能すると少ない魚を確実にゲット出来ると言うチームワーク戦が成立する。

渋いとは言え、1stアタックは十分トップウォーターに反応してくる魚達だったのがこの作戦が成立した理由でも在る。

そしてこれらを確実に理解してくれたクルー(参加者)は釣れても釣れなくても釣り人に共感出来る。

もちろん次は自分が…と誰もが思う事でしょう。

 

これがてっぱつを通して我々が伝えたかった房総スタイルと思う。

 

釣り人にとって魚の大きさは大事な事なのか?

それも大事なのかもしれないけど、遊びだからさ(笑)楽しいと思う雰囲気、そして、また一緒に皆で釣りしたいなと思うのが大事だと思う。

少なくともてっぱつドルフィンフェスはそんな人達が年一回、バカになってプラグをぶら下げてシイラを追いかける光景を妄想しながらニヤニヤしながらまた今年も…と港にやって来る光景を見ているのは"シアワセ"を感じる。

釣り人が主役のイベントだから良いのかもしれないね。

2014年、13thてっぱつドルフィンフェス、延期日程にも関わらず沢山の方に参加していただきありがとうございました!!

 

 

1位 増田尚也(村井丸)94cm

 

2位 清水成行(第三共栄丸)90cm

 

3位 古山光(村井丸)小谷武士(村井丸)88cm

 

レディース賞 茂井マリエ(宝生丸)86cm

 

船長賞 村井丸 村井智博

Teppatsu Dolphin Festival